海坊主二ノ幕感想


第一印象
「うつろ舟」からのカリカリの音は怖い
(シンプルなのが一番怖い!)
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(←3コマ漫画・・・こういう事じゃなくて?:笑
恐怖の叫び声が、歓喜の声に・・・!!

加世さんのアレは、同じ女としてきっついだろうと^^;
しかし、その後の薬売りに介抱される事を
考えると・・・!!


さてさて。
まずは最初の、加世さんが薬売りを疑って…の
あの辺りのシーンから。

金魚が金魚にツンツンしてたり、壁の絵はミミズクが二羽
寄り添っていたりと、加世さんの心情を表しているのかの
ような、ちょっとした淡い恋心的なものとか、
ぶーたれてる加世さんと、「はいはい」と
なだめてる(てか茶化してる)薬売りとを、
微笑ましい男女の日常的なモノとして、
そういったモノで表している感じがして
可愛らしいというか、微笑ましい演出だなぁと^^


海座頭が出てくるとは思わなかったですね〜。
ソレとの問答の末に、「あやかしの海」に来てしまった理由
そして、この一帯がそうなってしまった理由へと導く
事になるとは。

それ故に、全員の「恐ろしいもの」を聞いていく必要があったのではないかと
思いますが、意外に海座頭が見せる恐怖の幻って、その
「相手が答えたモノに関係する幻」を見せているようだったので、
幻殃斉みたいに「まんじゅうが怖い」と言えば
「まんじゅうの恐ろしい幻」を
見るって事ですよね?



(ちなみに、他の怪談等でこういったケースの場合「まんじゅうが怖い」と言うと
まんじゅうを大量に出してくれて、ラッキー☆って感じになるのですが
こちらの海座頭さんは、なかなか鬼畜な御方のようで・・・合唱)



話を戻しまして。
実際幻殃斉は、まんじゅうが怖かったわけではなかった。
(今後嫌いになる可能性大ですが:笑)だったらその後の菖源と源慧は
嘘を言っても構わなかったのでは・・・?

しかし恐怖心と、流れ的に嘘を言っても見破られるという暗示に
かかってしまっている二人は、真実を答えざるおえなくなって
しまったのではないかと。

菖源の言葉の後、彼には幻が見えなかった。そして源慧への問答へ。
目の前に恐ろしいと思う対象がいるので、見せる必要
なかった…と捉える事も出来ますが、
今までの流れなら源慧が
化け物になるような幻を見てもおかしくはない。

てことは、海座頭の出現は源慧の真への導き
この「あやかしの海」の理への導きのための出現だったのかと。

それを「薬売り」は知っていたのか?
一ノ幕
で、別空間(?)に彼だけ行ってた際、その後遭遇する
「あやかし」に良く似た「物体」に会っている。
彼らは何かを訴えるかのような感じであった。
見ようによっては苦しそうにも見える。

元々この海にいた「あやかし」達が「モノノ怪」化したあやかしの
強烈な怨念の影響を受け、彼ら自身もまた
この一帯に呪縛され、苦しんでいるのかもしれない・・・。

なんて、三ノ幕見ないと分かりませんが^^;
前回の読みも磁石で行き先を狂わした
主犯が源慧だってのは当たってましたが、
他は違いましたし☆

佐々木殿の素性はやはり・・・といった感じでしたねぇ。
彼の幻の中の怪物見たとき、思わず「ジンメン!(デビルマン)」とか
思ってしまった方はお友達♪(笑)
その被害者の顔目掛けて、刀で刺してる時
現実では自分の足斬ったりしてないかと思って
いましたが、そこまではしなくてちょっと安心。
相当精神にきちゃってましたが、三ノ幕で
復活するのかしないのか?

あの刀が本当に妖刀であるなら、確かに操られて…ってのは
嘘ではない。問題は元々「辻きり」をしていた人なのか
どうなのか?もし、あの刀を手にしてから血を求める
ようになったのだとしたら、刀は折れたので、
これで彼も救われる事になるのだが、もし元々
そちらの傾向があったり、1度そうした刀に魅せられたせいで、
まだ退魔の剣に執着しているor今回の事で精神崩壊しておかしくなって
しまっていたとしたら、次の回で・・・さてさて。

もう、わかめソード☆で満足しときなさい!!:笑

薬売りの首からかけてるの、「化猫」の頃に照魔鏡みたいな
「鏡」じゃないか?と話してた事があるのですが
今回それが確信出来て、嬉しかったです^^
そのうち使うシーンが見られるといいな〜♪

障子の絵、多分皆様も一ノ幕から気になっていたのではないかと
思うのですが、やはり関わっておりましたね〜。
白い海坊主が描かれていたり、女の子が描かれていたり
旅姿のお坊さんが描かれていたりで、
物語でも描いてあるみたいだと思ってましたが。
ホンマ演出細かいですな〜^^

さてさて。源慧の言ってた言葉の真実はどうなのだか。

恐らく妹さんは「生贄」的な事で流されたのではないかと
思うのですが、自ら身代わりになったにしては
物凄い怨念で、またまた肝心な事を言ってないように
思うのですが、それにしては何故源慧自らこの海に来たのか。

もし、前回の「化猫」の
ご隠居並みに悪党なら
こんな所に自ら好き好んで来ないだろうと。
海上で船でなんて、転覆させられたら
終わりだし^^;
反省なのか、責任を取ろうとしているのか
夢枕に毎夜出られてその恐怖を
打ち消すために来たのか・・・。

「うつろ舟」の伝説の中にも悲しいものがあるので、
村の人々or寺の人々に無理やり押し込められた妹が
あまりに不憫で、自ら身代わりになってくれた…と
いう言い方をしたのか・・・
はてさて。

とりあえず、予告>妹さん、可愛いな〜^^

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〜おまけ感想〜

・・・すみません。最初の横向きに寝っ転がっている
薬売り見たとき、うっかり




この男を思い出してしまいましたYO!
(おかげ横丁のキセル男in伊勢)

でも、ああいう何気ない普通の生活の中での
素振りや仕草が見れるのは、嬉しいですね〜^^


海座頭の「もっちゅもっちゅ」音立ててるのが可愛かったですv
ちょっとお口に触ってみたいな〜なんて。
(悪趣味?)魚の姿で来るとはびっくり☆



ホラ、やっぱりなんだか可愛いv