薬売りの男





もしかしてなお話☆

薬売りが、最初モノノ怪がいる場所に入る際、
何かしら口元動かしたりしてるアレ。
「座敷童子」の後半では、退魔の剣と「連動カチカチ」やっておりましたが、
アレって、コレ系?・・・と思えるお話を以前
とある本で見た覚えがあるので、そのお話をば。

昔、鈴木桃野という「反古(ほうぐ)のうらがき」という
怪談奇談集を書いた人が、物の怪が住み着いており
ポルターガイストが起こると噂されている屋敷に行った際、
物の怪がいるかいないかの判断をするために
声に出さない呪文を唱えたそうな。

この方の場合は、(本当にいるなら姿を見せて頂きたい)といった
内容のもので、これは、「本当に心霊のものならば、
声に出さない言葉が聞こえるはずだから、
何の反応も示さないのは、そのようなモノはいないという証拠。」
・・・としてやっていたのですが、
そういった声に出さない呪文を

くちのうちにいのり 
というそうな。

薬売りのソレは、コレ系統の一種なのかもしれない・・・なんて☆



★事の馴れ初め話