「座敷童子編:建築様式」
そんなわけで、「目黒雅叙園」の本より
比べてみそみそのコーナー☆
まずは、前にも載せました「百段階段」
百段階段と呼ばれていますが、実際は99段あります。
「化猫」の時の階段よりも、
今回の「座敷童子」の宿屋の建物の方が
更に似てるかも。
比べて見てみて下さい☆
ちなみにこの雅叙園もホテルの設備があり、
あとは結婚式場があったり、食事をする場所。
更に昔は「百人風呂」と呼ばれる
大浴場もあったそうです。
こちらは一番有名な「漁樵の間」
志乃さんが泊まった部屋の、入り口と
襖が似たデザインだなと♪
「千と千尋〜」に多大な影響を与えたこの建物。
ちなみにこの部屋で、ジブリの宮崎監督が
インタビューに応じたこともあるそうです。
ちなみに天井、壁、柱共に立体彫刻彫りになってます。わお☆
「玉城の間」
暖炉と、日本髪の女性の絵が♪
こちらはトイレの中入った入り口・・・。
トイレ内部でこんなですよ!!:笑
ちなみに個室の扉には、ぐるっと千鳥を
あしらった貝細工がはめ込んで
あります。
「座敷童子」で、例のお部屋に行く途中、
赤い橋を渡っていった所があったと
思うのですが、思わずこの橋を
思い出しまして。
こんなに豪華絢爛な建物の雅叙園ですが、
実は昭和初期に大衆が家族連れで
御伽の国のような場所で、手軽に料理を食べに
来たり出来るようにと、造り始めた
建物なのだそうで。
当時、関東大震災があったりで、皆が意気消沈
としているような暗い時代であった。
第2期工事の際は、戦争で職を失った大工や絵師
等を集め、自由に造らせた。
江戸の文化の流れに属する様式だが、
現在これらを造れる職人がおらず、
壊れたら、元のように再現することは
出来ないらしい。
ちなみに、「千と千尋〜」で脚光を浴びる少し前まで
それだけの歴史価値があるにもかかわらず、
人々に忘れられ、「漁樵の間」なんかもクモの巣
だらけで、鼠が走り回ってるような状態で
あったそうな。
部屋によっては大工さんのタバコのヤニで真っ黒に
なってたり・・・勿体無いですねぇ><
百段階段・・・そしてその途中途中にある部屋(「漁樵の間」等)は、普段見ることが出来ないが
食事付き観覧ツアー等に事前予約して参加すれば、見ることが出来ます。
一番安いので8000円位なので、大きいお姉さんお兄さんなら、
2、3回飲み会とかキャンセルすれば行けなくないかと。
ちなみに写真は基本的にNGですが、ガイドさんによっては撮れたりするので
持って行って、撮っていいですよと言われたら
ガイドさんが見てる範囲で、思う存分撮ることが出来ます☆